手軽に出費をおさえたい。
そんな時、まず手を出しやすいのは携帯料金ではないかと思います。
ということで元ケータイショップ店員が現在の4キャリアの料金をまとめてみました。
携帯料金は難しい?
いまやいろんなプランが存在する携帯料金。
よくわからないと頭を抱える方もいるのではないでしょうか?
しかし、内訳を見ると基本の料金から値引きがされているという単純なものです。
あまり難しく考える必要はありません。
かといって本当に安くしたいと考えるのであれば、『めんどくさい』は禁句です。
すでに一般となった安いネット専用プランですが、安い代わりに多少の手間は必要となります。
通常の店舗で契約できるプランとネット専用との違いは正に『自分でできる』かという一点です。
店舗で対面のサポートが必要なら店舗契約。不要ならネット専用へ。
自分に適した状況を考えるのも大切です。
それも含め、料金を比較していっていただければと思います。
記載する料金に関しては2023年10月現在のものです。
過去のプランなどを契約されている方は異なる場合もあります。
記載は公式サイトに準拠し、各種通話オプションなどはふくめていませんのでご注意ください。
料金
さっそく料金ですが、大きく二つにわけられます。
月のネット使用料に応じての従量制は同じですが、速度制限のかかる上限があるかないかです。
それぞれで比較していきましょう。
docomo
まずはdocomo。一目ではdocomoのプランとはわかりにくいプラン名に変わっていました。
docomoには『eximo』と『irumo』と二種類のプランが存在します。
eximo
0 ~ 1 G | 1 ~ 3G | 3 G ~ |
4,150 | 5,150 | 6,650 |
まずはdocomoの無制限利用プラン。
上記の基本料金から家族割(-1,000)、ネット割引(-1,000)、dカード支払い設定割引(-170)があります。
irumo
3 G | 6 G | 9 G |
2,167 | 2,827 | 3,377 |
つづいてはdocomoのロープライスプラン。こちらは珍しく定額設定のプランになります。
ネット割引(-1,000)、dカード支払い設定割引(-170)があります。
au
auではUQもふくめた料金プランをご紹介します。
auはプランの数が多いですが、基本は他と同じなので基本形となる二つをとりあげます。
au スマホミニプラン
0 ~ 1 G | 1 ~ 2 G | 2 ~ 3 G | 3 ~ 4 G |
3,465 | 4,565 | 5,665 | 6,215 |
auのロープライスプランになります。
ネット使用量が4Gを超えると翌月まで速度制限がかかります。
上記の基本料金から家族割(2人:-220、3人:-550)、ネット割引(-550)、au payカード支払い設定割引(-187)があります。
au 使い放題MAX
0 ~ 3 G | 3G ~ |
5,588 | 7,238 |
auの使い放題プランです。
月のネット利用量が3Gを超えるかどうかで料金が変動します。
上記の基本料金から家族割(2人:-550、3人:-1100)、ネット割引(-1100)、au payカード支払い設定割引(-187)があります。
下記からはUQをご紹介。
UQの利点はあまったギガを翌月に繰り越せる点です。
上限15Gの中で5Gあまったら、5Gは翌月にまわって20Gまで使える。これは便利ですね。
UQ トクトクプラン
0 ~ 1 G | 1 ~ 15G |
3,465 | 4,653 |
つづいてはUQモバイル。
1Gのネット利用で料金が代わり、15G利用で速度制限がかかるプランです。
上記の基本料金から家族割(-550)もしくはネット割引(-1100)、au payカード支払い設定割引(-187)があります。
UQは家族割引とネット割引が同時には使えないの注意が必要です。
UQ ミニミニプラン
4 G |
2,365 |
UQのロープライスプラン。4Gの定額プランになります。
上記の基本料金から家族割(-550)もしくはネット割引(-1100)、au payカード支払い設定割引(-187)があります。
家族割引とネット割引が同時には使えません。
UQ コミコミプラン
20 G |
3,278 |
20Gのネット利用量と1回10分以内の無料通話がセットになったプランです。
SoftBank
つづいてはSoftBank。
こちらはYモバイルも一緒にご紹介します。
SoftBank ミニフィットプラン
0 ~ 1 G | 1 ~ 2 G | 2 ~ 3 G |
2,167 | 2,827 | 3,377 |
3G利用で速度制限がかかる従量プランになります。
上記の基本料金からネット割引(-1100)があります。
SoftBank メリハリ無制限
0 ~ 2 G | 2 G ~ |
5,775 | 7,425 |
2G利用で料金の変わる無制限利用プランです。
上記の基本料金から家族割(3人以上:-1100)、ネット割引(-1100)、paypayカード支払い設定割引(-187)があります。
別名で「ペイトク無制限」というプランが始まりましたが、こちらは基本内容は同じようです。
ペイトクプランに加入していると、paypay利用で貯まるポイントが増える特典があります。
それを携帯利用料に充当すれば安くなる。そんなコンセプトです。
しかし、よほどpaypayの利用がなければメリットはなさそうに思えます。
paypayを普段からたくさん使い、ギガもwifiがない環境でたくさん使う。
そんな方にはおすすめできるかもしれません。
Yモバイル シンプルSプラン
3 G |
2,365 |
3G利用で速度制限のかかる定額プランです。
上記の基本料金からネット割引(-1100)、paypayカード支払い設定割引(-187)があります。
Yモバイルは以前から料金以外の変化はあまりなく、いちばんわかりやすいブランドかもはしれません。
Yモバイル シンプルMプラン
0 ~ 1 G | 1 ~ 20 G |
2,915 | 4,015 |
20G利用で速度制限のかかるプランです。1G利用で料金が変わります。
上記の基本料金からネット割引(-1100)、paypayカード支払い設定割引(-187)があります。
Yモバイル シンプルLプラン
0 ~ 1 G | 1 ~ 30 G |
4,015 | 5,115 |
30G利用で速度制限のかかるプランです。1G利用で料金が変わります。
上記の基本料金からネット割引(-1100)、paypayカード支払い設定割引(-187)があります。
Rakuten Mobile
0 ~ 3 G | 3 ~ 20 G | 20 G ~ |
1,078 | 2,178 | 3,278 |
つづいては楽天です。
内容は変わってもプランはひとつだけ。
併用割引もないのでユーザーにとってはわかりやすいスタイルになっています。
ただ通信が不安定な場所もまだあるので、それがネックではあります。
ネットは携帯ブランドとあわせるべき?
これはdocomo、au、SoftBankのここまで紹介した料金を使用するのであればあわせるべきでしょう。
正直、楽天をのぞけば携帯料金の差異は大きくありません。
使用しているインターネット会社に応じた携帯ブランドにするというのも良い選択かと思います。
ただ楽天という併用割引がないブランドが生まれたのと、ネット専用プランがある現在。
むしろ携帯料金は併用割引で抜きで考えるのが安くする1番の見方ともいえます。
あえて割引抜きの料金を記載してきたのも、そのためです。
最後にdocomo、au、SoftBankのネット専用プランをご紹介します。
ahamo
20 G | 100 G |
2,970 | 4,950 |
まずはdocomoがだしているahamono。
20Gと100Gのネット利用上限に応じた2つの定額プランがあり、5分の通話無料がついています。
povo
3 G(30日) | 20 G(30日) | 60 G(90日) | 150 G(180日) |
990 | 2,700 | 6,490 | 12,980 |
auのpovoです。
こちらは自分で必要なトッピング(プラン)を都度購入するというスタイルです。
必要なものを必要な時に購入できるので、状況にあわせて使えるのが強みです。
現在は利用期間が過ぎた段階で自動更新できる設定も可能になっています。
LINEMO
3 G | 20 G |
990 | 2,728 |
SoftBankのLINEMOです。
3Gと20Gの定額プランになります。
通話無料は標準ではありませんが、かわりにLINEのネット使用をカウントしないオプションがついています。
LINEで連絡や通話をメインでする方にはおすすめのブランドです。
結局どれを選べばいいのか?
ここまでそれぞれの料金をご紹介してきましたが、多くてわからない方もいると思います。
最初にも書きましたが、『自分に必要なもの』。
そこから考えるのが一番です。
店舗でのスタッフのサポートは必要なのか? 契約内容などを自分でちゃんと把握できるか?
順に考えていけば自ずと答えは決まってくるかと思います。
割引前の料金をちゃんと把握する
そして、料金を見る際に大事なことですが、『割引前の料金』をちゃんと把握してください。
元々の料金からどのような割引が引かれているのか。
それをわからずに契約してしまうと気づけば高くなっている——なんてこともありえます。
あとオプションにも注意してください。
いらないオプションは『いりません』とはっきり断るのが最良です。
本当に安くしたいなら多少の手間は必要
また繰り返しになりますが、本当の本当に安くしたいのであれば『めんどくさい』は禁句です。
細かい文字が書き連ねてある公式サイトですが、ちゃんと読むとそこまでむずかしくはありません。
ちゃんと読めば、どういった仕組みになっているか理解するのも簡単です。
ネット専用プランが安いのは、そういった料金を説明してくれる人件費がかかっていないのが一番の理由です。
多少の手間で5,000円近い携帯料金が990円まで落ちるとしたら、どちらを取りますか?
ここまで現在の携帯4キャリアの料金をまとめてみました。
参考になったのならば幸いです。
また今後も情報を随時、更新していこうと思いますので他の記事もあわせてよろしくお願いします。
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